1962年生まれ、かな入力千代子のお天気日記

あの、自分が還暦を過ぎた事が自覚できないのです。まだ知りたい事、知らない事が沢山ある気がします。

再び、小さな村の物語 イタリア

土曜日は、6時からBS日テレで「小さな村の物語イタリア」を見るのを楽しみにしています。

この番組については、以前も紹介しました。

今日は、イタリアの村の鍛冶屋さんとオーガニックで農業を営む営む女性の物語でした。

鍛冶屋さんは、幼馴染みの女性と結婚、妻は現在闘病中です。妻を献身的に支え、弟子を育て、実直に働く人です。

この鍛冶屋さんの言葉に、「お客さんから注文されたものについて、喜ばれるとうれしい」という言葉がありました。

それを聞き、千代子は、はっとしました。

本来、誰かのために働くのですから、当然なのです。それでも、自分の在職中、自分の仕事の先に、喜ぶ人がいる事を想像できない時がありました。

「喜ばれてうれしい」

この言葉の素朴で力強い気持ちから、随分遠ざかってしまったと、自分を振り返り、考え込んでしまいました。

また、オーガニックで農業を営む女性は、食事の時は、家族で手をつなぎ、祈りをささげてから食事を行っていました。

日本で習慣の違いから、祈りを捧げる事を行いません。その代わり、「いただきます」という言葉があります。この言葉を最近、きちんと言わないと思いながら見ていました。

この番組では、イタリアの食事についても、字幕付きで紹介しています。様々なパスタや煮込みの美味しそうな画面には引き込まれます。

それも、家族と食卓を囲むという事を大切にしているからこその美味しい食事なのです。

千代子も、家族との食事は大切にしているつもりです。

それでも、この番組を見ると、自分の指からすり抜けた、心の豊かさを見た気持ちになります。

以前も紹介しました記事も、お読みください。

 

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バッハ 無伴奏チェロ組曲で静寂を味わう

ヨーヨーマの演奏するバッハ 無伴奏チェロ組曲、聴いていて清々しい気持ちになります。掃除をして掃き清めた部屋でお茶の飲んでいる時の気持ちに近いでしょうか。

こちらの動画は、ヨーヨーマがテネシー州にあるグレート・スモーキー山脈国立公園の中で演奏したものです。よく耳を澄ますと、流れる川の水の音が聴こえて来ます。

ヨーヨーマは、四歳で父親の手ほどきでチェロを始めた時から、このバッハ 無伴奏チェロ組曲を弾き続けている、まさに人生の伴侶の様な曲です。

 

千代子は、たぶんゴールデンウイークも、旅行をする事もなく過ごす事になりそうです。

それでも、身近にあるものの中から、綺麗なもの、心を動かされるものを見つけていきたいです。

 

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ジャスミンのお香、穏やかに気分転換を

家で静かに過ごしています。ぽっかりと空いた時間に、お香を焚いています。

お香の使い始めは、オーソドックスな白檀のお香をよく焚いていました。

最近は、それ以外に、様々な香りを楽しんでいます。

外国のお香は、長さや直径が大きく、焚くとむせてしまう時もあります。

そこで、日本香堂のかゆらぎのシリーズをよく使います。

かゆらぎ、かおりのバリエーションが本当に豊富です。

よく使うのは、生姜、茉莉花(まつりか)でしょうか。

今日は、茉莉花を焚きました。これは、ジャスミンの和名です。

 

 

さわやかな花の香りがします。

何か、子供の頃のバスクリンの様な、なつかしい、心地よい香りです。なじみのある香りではないでしょうか。

最近は、テレビの番組でも嗜好品でも、刺激の強すぎるのは、手を出さなくなりました。

自分が咀嚼するのに、疲れてしまうからです。

その点、穏やかに気分転換できるお香は、最近のお気に入りです。

日々の生活に疲れを感じている方に、おすすめです。

日本香堂茉莉花のHPを紹介します。

www.nipponkodo.co.jp

 

以前、お香について書いた記事を紹介します。

よろしかったら、お読みください。

 

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すずらん、花とクイーンの曲の紹介

散歩している時、すずらんを見つけました。

最近の雨で横に倒されていますが、可愛らしい花をつけています。

最近知った事ですが、この丸い花弁のものだけではなく、細長い花弁のものも、すずらんの一種だそうです。

白のすずらん花言葉は、「幸福」「ふたたび幸せが訪れる」らしいです。

寒い時期を終え、すずらんの花が咲いたのをみつけた時の、喜びを感じる花言葉です。

小さく控え目に咲く姿から、すずらん花言葉に「謙虚」というのも、あるそうです。

花言葉の意味から、大切な人への贈り物に、すずらんの花はいいかもしれないと、思いました。

 

イギリスのロックバンド、クイーンにもタイトルに「鈴蘭」と名付けた曲があります。

1974年発表のアルバム、Sheer Heart Attack に収録された、Lily Of The Valliey です。

英語で、Lily Of The Valliey はすずらんの事です。

邦題は、「谷間のゆり」とされています。

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以下、歌詞日本語訳

永遠に答えを探求しつづける僕

だが だれ一人識っている者はいない

海の神々よ

識っているなら教えてほしい

だが 鈴蘭は何も語りはしない

    出典:クイーン詩集

   訳者 山本安見

   発行 東芝EMI音楽出版株式会社

 

ギリシャ神話を題材にした、短い曲です。

この曲の儚さも、小さく咲くすずらんに重なる気がします。

 

夏も秋も花は咲いているののに、春の花を見ると何かうれしいです。

すずらん花言葉を考えた人と同じ様に、冬の間、咲く花を待っていたのだと思います。

 

 

 

ブログの収益化を考える

このブログも、始めて3年経過しました。

楽しみとして、長く続けていけたらと思っています。

しかし、最近、ブログが収益化出来ないかと考える事が多いです。

家庭の事情で、完全在宅かつ自分で作業量の決められる仕事に従事したいと思い始めたのです。

ものを売るための文章を書く経験はありません。しかし、身辺の雑記で多くの人に読まれるほど、知名度のある人間でもありません。

自分の生きてきた経験から得た知識や経験が、他の人の悩みの解決に有効なら、それで読まれるという記事も読みました。

この、自分の知識や経験が他の人に有効か、判断するのは読者です。千代子がコントロール出来ない部分です。

仕事をする必要があるのに、どうもブログの収益化については、否定的な考えばかりが浮かんでしまいます。

オンライン上のスクールやセミナーで、無理のない範囲の金額なら受講して、自分のブログの、至らない部分を知りたい気持ちもあります。

まとまりのない文章を書き連ねてしまいました。やはり、ブログの収益化について、何をするべきなのか、方向が定まらないからだと思います。

多くの先人が、この悩みを突き抜けて、ブログを収益化しているのでしょう。

ネットや動画で何度も、検索をしています。正しい、正確な情報が欲しいです。

 

ルピシアの福袋から紅茶愛を語る

突然の体調不良で療養をしていました。

PCを開く事が出来ない中、スマホでこのブログに訪れる方を確認した時、大きな励みになりました。心よりお礼申し上げます。

 

年末に買ったルピシアのお茶の福袋、本当にお値打ちだと思います。

中に入っていたのは、9種類、3240円でした。

  • 五ヶ瀬 釜炒り茶
  • 白桃煎茶
  • 黄金桂
  • メロン烏龍
  • ベルエポック
  • クッキー
  • ロゼロワイヤル
  • アールグレイ
  • ディクサム ブロークン

明かに定価で買うよりも、安いです。しかも、賞味期限が最も近いものでも、今年の6月となっています。

今まで千代子は、人が福袋を買うのを見て、「中身がわからないものにお金を出すのって、怖くないですか」等、言っていました。

申し訳ありません。ルピシアの福袋は、中身もしっかりとしています。

 

今日は、この中から、クッキーを頂きました。

袋の表示には、「クッキーをブレンドした甘い香りの紅茶にアーモンドをブレンド、ミルクティーにも」とあります。

ルピシアの公式のHPには、もう少し詳しいです。

【クッキー】は焼きたてのキャラメルクッキーをイメージした甘い香りの紅茶。細かく刻んだアーモンドをブレンドしています。スイートな印象ですが、飲み口はすっきり。ミルクを入れると自然な甘みがより引き立ちます。

期待できます。さっそく淹れてみました。

甘く香ばしい香りは、牛乳を練乳にした感じに近いです。そして、甘いだけではなく、何か成熟した果実の香り、例えばプラムやラムレーズンに似た香りがします。

お供は、ミックスナッツ。お茶の甘い香りを楽しむには、無難な選択ではないかと思います。

 

ルピシアのお茶を袋で買った時の収納については、X(旧 ツイッター)で、ジャムの空き瓶を使うというのを見つけました。

千代子も真似をして行いました。

ボンママンのジャムの空き瓶です。瓶のフタのチェックが可愛らしいです。いつか使うかもと思いながら、全く使わなかった空き瓶も、有効に利用できました。

 

まだまだ初心者。奥が深い紅茶の世界の、入り口に立つ千代子です。

それでも、新たな茶葉やメーカーとの出会いには、今でもトキメキます。

コンビニで買った本で目を覚ます


頭のいい人、悪い人

中野信子 和田秀樹 著

2022年発行 

出版社 プレジデント

 

この本は、今日、散歩をして、コンビニでアイスをかった時に、棚にあったものを、気になって、買いました。

下のタイトルが、「バカな物知り」に騙されずに賢く、しぶとく生きる知恵と技術」

実に、挑発的なタイトルです。

しかし、読み始めたら、食い入る様に、読み続けました。

こんなに、集中して読書をしたのは、何か月ぶりでしょう。

中野信子さんと和田秀樹さんの対談になっています。

この本の中で、一番はっとしたのは、和田秀樹さんの言葉です。

 

僕が15年くらい前にすごく影響を受けた言葉があります。精神分析の師匠である土居健郎先生の言葉なのですが、「和田君ね、人間、死んでからだよ」って。

生きているうちに売れるとかウケるとか賢いと言われるとかってあまり意味がなくて、本当にいいものなら死んでからでも残る、ということらしい。

そして、いまの僕もわりとそんな気がするわけです。現状に汲々としたり、出世しようとしたり、「頭がいい」と言われようとしたりしていると、人間がショボくなる気がするのね。

 

中野信子さんは、東大大学院卒業、和田秀樹さんは、東大医学部卒業。

千代子は、お二人の頭の良し悪しを評価できるほどの人間ではありません。

はっとしたのは、「人間、死んでからだよ」の部分です。

はるか昔、卒論を書く時、対象にする作家を選ぶ際、ルールがありました。

それは、「既に亡くなった作家、あるいは、全集が出版された作家」というものでした。

長い年月を経ていないと、多くの著作がないと、研究の対象にならないというものです。

作品について、あるいは人間についての評価は、慎重に行うべき事だという事を、この言葉から思い出しました。

千代子は、目先の事、せいぜい半年先くらいまでの事しか考えず、迷っています。

和田秀樹さんの言われる、「ショボくなる」人間が、千代子なのだと、思い知らされました。

刺激的なタイトルです。しかし、千代子には、研究者の矜持を見せてもらえた気がしました。

ああ、千代子は、俗物です。