www.youtube.com 千代子は、子供の頃、団地に住んでいました。 夜はよく、窓の外を眺めていました。向こうの棟から、同じ形、同じ色の光が浮かび上がる。けれど、あの小さな光のひとつひとつの中には、自分のうちの様な、おとうさん、おかあさん、弟のいる家…

洋服や、小説と同じ様に、音楽にも、その時の気持ちにしっくりと来るものが、ある気がします。 千代子は、十代の頃は、クイーン、スティービーワンダーが好きでした。 二十から三十代にかけては、あまり音楽を聴く事もなく、過ごしていました。 三十代後半に…

会社の生活が長くなると、生活のパターンも掴めて、仕事の忙しい日、そうでもない日もわかって来ます。 そして、同じ人とずっといると、いつの間にか、仕事の話や会社の人の話ばかりになって来ます。 悩みを聞いて貰える事もあり、大切にしなければいけない…

♪牛丼ひとすじ、80年。やったぜパパ、明日はホームラン王だ♪ かなり前に、牛丼屋さんのCMで使われていたものです。やったぜパパ、明日はホームラン王だ、の部分は、子供の声のセリフです。 しかしこの、ひとすじ○○年というのは、千代子の転職では全く使えな…

ちょっと、バブルの頃の話を。これが、いつまでの事を言ったのか、よく憶えていないのです。調べると、1986年12月から1991年2月までだそうです。 千代子が、24歳から29歳まで。たったの五年でした。その頃の思い出は、残業が多かった事くらいしか記憶にない…

年に一度、一月から三月にかけて、イチゴ狩りに行く事を楽しみにしていました。 でも、去年、今年とそれも我慢。もっと大きな我慢を余儀なくされる方を思うと、この我慢について声高に言うつもりは、ありません。 ただ、イチゴ狩りというささやかな楽しみが…

このマグカップは、会社員の頃、どこに異動になっても連れていった相棒です。 茶渋が付くと、うちに連れて帰り、酸素系漂白剤で漂白しました。しかし、口の部分がよく見ると、茶渋が取れていません。 昨日は、暑かったので、冷たいお吸い物を作り、このカッ…

これは、千代子の忘れられないプレゼントの写真です。 千代子が過労で療養していた時、交際中だつたクネオ君からのプレゼントです。 当時、クネオ君は、他県で働き、千代子はいわゆる遠距離恋愛をしていました。 クネオ君は、千代子の療養を聞き、欲しい物を…

千代子にとって思い出深いオードトワレは、シャネルのクリスタルです。 シャネルの中でも、昔からあるクリスタル。何故、今頃と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 そうです。このオードトワレは、30年以上前から販売され、現在もアマゾンではなく、…

千代子は、お香を焚きながら新聞を読んでいる時、ささやかな幸せを感じます。けれど、お香との出会いは、少し悲しいものでした。 千代子は、友人の他界を彼女の葬儀、告別式を終えた後に知りました。 あの子は、生きる事、学ぶ事に貪欲な子でした。あらたな…

千代子は、学生の頃、夏休みにアルバイトをしたお金で、冬に金沢に旅行しました。 当時は、北陸新幹線のない時代です。名古屋まで東海道新幹線で行き、そこから加越本線に乗り換えて、金沢に到着します。片道、何時間かかったのか、正確な事を書こうとして、…

テネシー・ウィリアムズ原作の「欲望という名の電車」 私は、ヴィヴィアン・リー主演の映画化されたものを二回見ました。 日本で、蜷川幸雄演出、浅丘ルリ子が主演したものも見ました。 家庭が没落し、没落した後の現実が受け入れられない、姉ブランチと、没…

日本は、天災の多い国です。現在のコロナ禍で、苦しい思いをされている方も多いと拝察します。 私の発言が、世の中に大きな影響を与えるとも思えません。 それでも、今、この投稿をご覧の方が、日々の生活の中から、ささやかでも希望の種を見つける事が出来…

ベッドタイムアイズは、1985年に発表された作品です。 設定は、日本人のクラブ歌手と米兵との出会いと別れです。 この作品が発表された当初、設定と作者の山田詠美さんの私生活を切り離さず、スキャンダラスな見出しが週刊誌に見られる事が多かった事を記憶…

六月末に入籍、その後各種手続き、挨拶状、次の仕事を探し続け、何だかお疲れです。 ブログという新たな刺激的な趣味も見つけて、根をつめて書いてしまう。 千代子は、そんなにキャパの大きい人間ではないのです。 昔、あまりにだるい時、更年期か?と思い、…

お盆ですね。皆さんも、高いところから見守ってくれるご家族を迎えに行かれるのでしょうか。私も、8年前に他界した母のお墓参りに日曜日に行きます。 私のおふくろの味は、スパゲッティのミートソースでした。このミートソース、確かテレビでアンガールズの…

千代子が学生の頃、初めて従事したアルバイトは、ファミレスのウェイトレスでした。当時、その仕事に就いた方なら憶えているかもしれませんが、注文は指定の縦長の伝票に手書きでした。料理によって、伝票の書く場所は決められ、料理の略し方も決められてい…

千代子は、自分のラジオを持った13歳の頃から、クイーンが好きでした。 We will rock you の収録されたクイーンのアルバム「世界に捧ぐ」も発売当初、買いに行ったのです。 初めて日本武道館でライヴに行った時の感激もひとしおでした。 やがて千代子も社会…

千代子は、22歳から働き始め、ちょっと小休止。再稼働の準備中です。 ぽっかりと空いた時間に、昔のしくじりを思い出したりします。新卒で入社した会社は、まず入社試験で圧倒されました。長文の英文が書かれた後に、その長文に対する質問も、英文。千代子は…

外出する楽しみが制限される中、私の楽しみは、映画のDVDを観る事に。 昭和の頃、テレビ東京は土曜日の夜9時から、日本の映画をよく放映している事がありました。ATGや独立系も、私はこの時間帯の映画から知りました。昔から攻めてたテレ東です。 その中で私…

フィジー。私が初めてつけたオードトワレです。高校生の頃、 私の中でいい香りは、エッセンシャルシャンプーのみでした。 しかし、上京した私は、オードトワレの存在を知ります。 フィジーは、学生でも30mlなら、無理なく買う事の出来る値段で 売られていま…

80年代、多くの女子大学では、良妻賢母となるのを目標とする校風でした。これ、都市伝説ではなく、本当の話です。 千代子の入学したのも、そういう校風の学校でした。何しろ、地元の卒業した県立高校より校則が厳しいのでした。すぐに友達を作れるタイプでは…

ディスコ。ある年代の方には、郷愁をそそる言葉です。クラブではありません。ディスコです。私は、金曜日の夜は、友人達と居酒屋に行き、しっかり食べてから、ディスコに参戦していました。アースウインドアンドファイヤーの宇宙のファンタジーなど、イント…

大学に入学したのは、1980年でした。言われるがままに行動し、自分から動くという事のなかった私は、なにをしたらいいのかわからず、ぼんりやとしていました。その時に誘われたのが演劇のサークルです。入部して驚いたのは、演劇は、文系の部活ではありませ…

1962年生まれの千代子です。2021年3月、勤続36年で金属疲労の寸前で会社を卒業。 6月には、地元の先輩のクネオ君と結婚。あ、私、元ヤンではありません。 1984年に就職し、書類作成をワープロでフロッピーディスクを入れるところから覚えた私。若い子は、私…