1962年生まれ、かな入力千代子のお天気日記

あの、自分が還暦を過ぎた事が自覚できないのです。まだ知りたい事、知らない事が沢山ある気がします。

若い人が夢を語る世の中に

今週のお題「復活してほしいもの」

 

私が20代の1980年代、世の中は円高でした。

就職して、2、3年で友人とシンガポールに旅行しました。

周りでも、新婚旅行は、海外という子が多かったです。

誰かが海外に行く時は、免税店で、あのオードトワレを買って来て、なんてリクエストをしていました。まだ、アマゾンのなかった時代、免税店で買うのが、一番安かったのです。

就職した会社では、新入社員の男子は、就職したから車を買いたい、三年でローンを払ってしまったら、今、付き合っている女の子と結婚したい、等、話していたのです。

別に、バブルの頃の自慢しているつもりは、ありません。

ただ、今、時間もお金も洋服も、コスパという言葉があまりにも意識されすぎている気がするのです。

今の世の中が厳しい事は、充分理解しています。私自身、去年退職してから、次の事務職の仕事が見つかるまで、ほぼ一年かかりました。

ただ、若い頃の、無駄や回り道をしたから見えてくる景色や生きる知恵もあると思うのです。

それすら切り捨てないと、仕事が見つからない、生活費が得られない、今の世の中の世知辛さに、時々、複雑な思いを抱きます。

身近にいる、子供の頃から可愛がっていた、若い甥や姪に、「車を買うなら、軽自動車にしておいた方がいいんじゃない」とアドバイスする自分に、なんだかげんなりしてしまうのです。

若い人が、経験にお金を使い、将来の夢を語る世の中に戻ってほしいと願っています。