1962年生まれ、かな入力千代子のお天気日記

あの、自分が還暦を過ぎた事が自覚できないのです。まだ知りたい事、知らない事が沢山ある気がします。

生きてるだけで丸儲け

生きてるだけで丸儲け。

これは、明石家さんまさんが、お嬢さんにイマルと名付けた由来とされています。

千代子は、この言葉に、子供に向けられた深い愛情を感じてしまうのです。

これが出来ないとダメ、あれが出来なと認められない。

職場は、他人に認めて貰う、他人から信頼を勝ち取るための、努力を続ける場所です。

しかし、この「生きてるだけで丸儲け」は、それと真逆の価値観です。

あなたは生きているだけで意味がある。あなたの価値は、相対ではない、絶対だ。

いい言葉だなあと、しみじみ思います。

今、クネオ君は、好きな曲つけっぱなしにして、くたーっとした顔をして、ソファーでうたた寝をしています。

その無防備な姿を眺めていると、千代子は結婚して自分の家族を持つまで、他人のこんな姿を見た事がなかったのだと、改めて思います。

結婚したら、そこでめでたしめでたしとは、いきませんでした。そこから始まる山あり谷ありもあります。

それでも、こんな安らかな姿で、クネオ君はくつろいでいる。それを眺める千代子自身、やはり、今、くつろいでいる。

生きてるだけで丸儲け。

これは、クネオ君に向けて、そして千代子自身に対しても言いたい言葉です。