ホテルカリフォルニア イーグルス 1977年発表
この曲は、高校生の頃、ラジオでよくかかっていました。
なにか、祭りの後の様な寂しさを感じる曲だなと思っていました。
曲の速さで、意味を聞き取れる程、英語が出来る訳でもない千代子にも、「ここには、1969年以来スピリットを置いていません」という一節が耳に残っていました。
スピリット、ご存じの通り、アルコール度数の高いお酒と魂、両方を掛けた言葉です。
そう思うと、繰り返し歌われる "Welcom to the Hotel California" も、何だかそのまま受け取って良いのかと思ってしまいます。
今、住んでいるところが、聞き取りにくい事もあり、あまりラジオを聴かなくなりました。
高校生の受験勉強をしていた時、よくラジオは、聴いていました。
受験は、いつの時代に生まれても、安易な方へと流れてしまいそうな、自分との闘いではないかと思います。
「夜更けまでこんな事をしているのは、自分だけ?」という不安や孤独を感じた時、ラジオから流れる曲は、心のなぐさめとなっていました。
この曲は、日本でも共感する人が多いらしく、西城秀樹さんも、カバーされていました。
あの頃の自分に言ってやりたい。
あれを乗り越えたから、今の、困難を乗り越えようという気持ちが育ったんだね。