1962年生まれ、かな入力千代子のお天気日記

あの、自分が還暦を過ぎた事が自覚できないのです。まだ知りたい事、知らない事が沢山ある気がします。

バレンタインデーと、プレゼントの思い出

もうすぐ、バレンタインデーですね。

千代子は、先週の土曜日に外出した時、その事を思い出し、少し早いチョコレートを買いました。

 

このレオニダスのチョコレート、右側のオレンジピールのチョコレートがけが、クネオ君の好きなチョコレートです。しかし、バレンタインデーしか、渡しません。

 

かつて、千代子がクネオ君に、プレゼントをした時、クネオ君から涙ぐまれた事がありました。

それは、結婚する前です。

千代子は、会社を退職するかどうか、悩み続けていました。

クネオ君は、「結婚するからいいじゃない」と言ってくれました。

千代子は、退職しました。まだ、両親への挨拶も済ませていません。

父のコロナのワクチンの接種が終えた後に、挨拶に行くと話をしていました。

3月に退職しました。退職者が多い月ですから、すぐに退職金が支給される訳ではありません。

クネオ君は、千代子にだまって、月に17万も手渡しました。

当時、クネオ君自身は、千代子の家の近くのURの団地に住んでいました。

千代子が、「住居費がもったいないから、籍を入れる前に住まない?」と提案しました。

その時、クネオ君は、「いや、僕は、君のおとうさんに信頼されたい」といい、頑なに一緒に住もうとはしませんでした。

千代子は、休みの日にうちに来たクネオ君に、多めにミートローフを焼き、「お昼ごはんにして」と言い、渡しました。

クネオ君は、「こんな事をしてくれるの?」と言い、涙ぐんていました。

千代子だけでなく、クネオ君も、再会するまで寂しい生活をしていたかもしれません。

 

父のワクチンの接種が終わり、日曜日に挨拶に。その後、クネオ君のご家族にも挨拶に。

翌日の月曜日に入籍しました。

 

クネオ君が、現在、病気になっても、千代子は「あの時の恩返しのチャンスが来た」としか、思っていません。

 

クネオ君から貰ったプレゼントは、品物だけではありません。思い出も沢山貰いました。