1962年生まれ、かな入力千代子のお天気日記

あの、自分が還暦を過ぎた事が自覚できないのです。まだ知りたい事、知らない事が沢山ある気がします。

かな入力、存続の危機か?

千代子が新卒で就職したのは、1984年です。

当時、書類は手書き、成績を表示するグラフは、グラフ用紙に手書きだったのでした。

やがて、様々なものが会社に導入。その中であったのが、ワープロだったのです。

当時は、皆、キーボートの文字を左右の人差し指で探しながら書類を作成していました。

千代子のその頃、これでは残業が増えるばかりだと思い、土曜日にかな入力のブラインドタッチを覚えたいと学校に通いました。

これで、ワープロに費やす時間が短縮できると思ったら、今度は、「千代子さんは、ワープロが早い」という事になり、他の部署の人が上司を通じて書類の作成を依頼して来ました。

結局、残業は減らないのでした。

それ以降も、様々なものが新しく導入され、千代子は乗り遅れない様、常に後ろから小走りの日々を送りました。

現在、働いている会社は、QRコードを読み取り、それから作業という事が多いのです。

このQRコード、ご存じの方も多いかと思いますが、半角英数にしておかないと読みとれないのです。

千代子は、全角かな入力から半角英数に、その度に設定を直しています。

また、もっと汎用性のあるスキルを身に着けないと困ると思い、改めて休日には、エクセルの教室に通っています。

その教室の先生も、「これからは、ローマ字入力です」と言われ、文書作成の部分は、再び、左右の指を宙に浮かせ、文字を探しているのです。

もう、PCからかな入力の設定がなくなったら、どうしようと思うと千代子は、途方にくれてしまいます。

東京特許許可局。これを必ずローマ字入力でやりになさいと言われたら、何秒かかって入力する事になるのでしょう。

かな入力、せめて私の在職中には、PCに残しておいてください。

誰にお願いする事かよくわかりませんが、よろしくお願いします。