今日、Kバレエカンパニーの白鳥の湖を見て来ました。
もう、舞台を見るのは、二年ぶりでしょうか。
二年前に見たのも、ここのバレエ団のくるみ割り人形でした。
二年前は、アナウンスでブラボーの声援は、お控えくださいとアナウンスがありました。
今は、そのアナウンスは、ありませんでした。それでも、観に来られた方は、マスクは必着でした。
今回、やはり声援は控え目な気がしました。
その分、拍手の割れんばかりの音が響いていました。
千代子は、バレエをきちんと学ぶ事はありませんでした。それでも、ダンサーの方、ひとりひとりの、美しく在る事への、真摯な思いが伝わる舞台でした。
今、ここで踊る、今、ここで観る事が出来る事への、皆の喜びが、あの大きく響く拍手だったのだと思います。
舞台の最後、オデットと王子の愛が成就した場面で、ここにいてよかったという気持ちがこみ上げてきました。精一杯、拍手をしながら、少し涙目でした。
音楽でも、バレエでも、再生されたものではない、その一瞬に全てを注ぐ、舞台が好きです。
前回は、クネオ君と行きました。今回、クネオ君は、外出が困難となったので、友人と行きました。
帰宅し、今日観たバレエの話をしました。
クネオ君は、にこにこして、「よかったね」と言いました。
今日観たバレエの経験も、クネオ君の言葉も、私の中で、今も温かいものとして、残っています。
あしたは、新聞を捨てる日です。早起きします。